今回はファームジョブの中の、ぶどうピッキングについて書いていきます。
稼げると噂のぶどうピッキングは本当に稼げるのでしょうか?ぶどうピッキングに挑戦したい人は、ぜひこの記事を参考にして頂けたらと思います。ぜひ最後まで読んでみてください!
応募
私の場合、ブルーベリーファームからそのまま移動したため特に応募などはななかったです。このように、多くのファームコントラクターは何種類もファームジョブを持っているため、その会社やコントラクターが良いなと思えば1年中場所を移動しながらファームジョブをすることが出来ます。
私はNSW州のコフスハーバーからVIC州のミルデュラまで、車で約17時間かけて移動しました。
仕事内容
ぶどうピッキングには、ピッキングのはさみが必要です。1個15ドルほどでした。
無くしたり、壊れたりするとまた買わなければなりません。
仕事の手順
①サインイン
②トロリーを1台ピックし、紙箱とビニール袋とスティッカーをもらう。
③割り当てられたロウに行き、ぶどうをピッキング。
④ピッキング終了後、トロリーなど全て片付ける。
朝8時頃からスタートし、15時頃終了。雨の日や猛暑日は休みでした。
ピッキング&パッキング方法 ~ボックス編~
・量りの上にのせた紙箱にビニール袋をはめる。
・トロリーを押しながら歩き、ぶどうを専用のはさみで切ってトロリーにのせる。
・腐っている実や熟してない実など不要な実をはさみでカットしトリミングする。
・ぶどうを決められた重さ分、紙箱にきれいに詰める。詰め方にはその都度指定があり、4角や角2つだけ上向きに入れたりする。
・箱の側面に自分のスティッカーを張り、地面に置く。
ピッキング&パッキング方法~パンチバッグ編~
・ピッキングまでは上と同じ。
・パンチバッグに2~3房ぶどうを入れる。
・紙箱にぶどうを入れたパンチバッグを10袋入れる。
・指定された重さにし、スティッカーを張り、地面に置く。
パンチバッグは袋にただ入れるだけなので、ボックスのようにきれいな見た目を重視しなくても良いです。しかし、これも上に茎がだらーんと見えていたりするのはNGなので、大雑把に入れても良いということではありません。
ピッキングの注意点
慣れるまでが大変
ぶどうピッキングは慣れるまでに時間がかかります。
それはぶどうの色の見分けがとても難しく、最初はどの色を使っていいか、どの色は使っていけないかを区別しにくいからです。
また、パッキングも表面にぶどうの茎が見えてはいけないため、手で押したり詰めたりしながらやるのですが、あまり何回もやり直していると、今度は表面のパウダーが消えてしまい、またそれも使えなくなってしまうのです。
さらに、ロウのクリーニングもしなければなりません。腐っているやつや小さいやつなど全て使えないものははさみでカットし、地面に落とさないといけないので時間がかかります。
指に気を付けて
ぶどうピッキングでは不注意でけがをすることが多々あります。
ピッキングを早くやろうとすると自分の指をはさみで切ってしまうことがあるので要注意です。私も何回も切り血がたくさん出ました。その度に、手に何個も絆創膏貼って仕事をしていました。
給料
私の場合、多くて800ドル/週、少なくて300ドル/週でした。
経験者は1日400ドル
始めて慣れるまでは週300~400ドルくらいでしたが、慣れてくると平均700ドルくらいでした。1日当たり100ドル稼げたら良い方という感じでしょうか。
正直に言うと、未経験者が稼ぐのは難しいです。1年経験している人で1日200ドル、3~4年経験している人だと1日に400ドルくらい稼いでいました。何事も経験が大事といいますが、ぶどうピッキングは特にそう感じました。
本当に稼げるのはファーストピックのみ
ぶどうピッキングで稼ぎたいのなら、仕事をする時期が大切です。
ぶどうのシーズンは2月から5月の初めまであります。だいたい2月がファーストピック、3月がセカンドピック、4月がサードピックとクリーニングと分かれています。
ぶどうは同じ木を約3回ピッキングします。ファーストピックの時にまだ熟してなかったぶどうをセカンドピックにピッキングし、それでもまだ残っていたらサードピックでピッキングするのです。当然ファーストピックの方がぶどうがたくさんありたくさん稼げます。
ほぼセカンドピックでピッキングをするので、サードピックはクリーニングのようなもので全然稼げません。単価が上がると言ってもほんの少しだけで、何時間もぶどうがない木をきれいにするだけで終わってしまいます。
ですのでぶどうのピッキングはシーズンに少しでも遅れて行くと、ぶどうが無く全く稼げずに終わってしまうので、注意してください。
家・環境
ロビンべイルでは17人くらいでシェアハウスを使っていました。
正確に言うとその中の8人くらいはシェアハウスの庭にある、キャビンや倉庫を改造した部屋みたいなので寝泊りしていました。が、キッチンやランドリーなどは共有で、とにかく人が多く、とても不便でした。
毎日掃除当番の人が掃除をしていましたが、とても古い建物で、毎日何匹ものゴキブリを見ました。また、部屋も男女共同の5人部屋でした。全員友達でしたが、私はあまり居心地が良くなかったです。
ですが、レント費が95ドル/週だったのがせめてもの救いでした。
まとめ
以上のことを簡単にまとめると、
・ぶどうピッキングは難しいが、経験があれば稼げる。
・ファーストピックの時しか稼げない。
・指を切らないように注意。
ぶどうピッキングはファーストピックが全てです。事前にシーズンスタートの時期を調べ、時間とお金を無駄にしないようにしてくださいね。
この記事が少しでも誰かの役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。