今回は、タスマニアに来るための移動手段である豪華客船「Spirit of Tasmania」について書いていきたいと思います。
予約から下船までまるごと解説していますのでぜひ最後まで読んでみてください。少しでも誰かの役に立てれば嬉しいです!
概要
タスマニアに行く方法は、飛行機とフェリーの2通りがあります。
フェリーだと車を持って行けるので、車を持っている方はフェリーで行くのが良いと思います。このフェリーは「Spirit of Tasmania」という名前の豪華客船です。詳細情報が以下になります。
船の長さ:194.33m
キャパシティ:1,400人、車500台
時速:50km/h
所要時間:9~11時間
移動距離:429km
予約について
Spirit of Tasmaniaは事前に予約をする必要があります。
予約方法
フェリーの予約はSpirit of Tasmaniaのホームページから簡単にできます。
車を持ち込みたい人は車の種類も入力します。
また1人1つはAccommodationを選ばないといけません。これはシャワー付きの個部屋や共同部屋などのキャビンを選ぶことが出来ます。どれを選ぶかによって値段も変わってきます。キャビンではなく、リクライニングシートを選択すると値段が一番安く済みます。
予約時の注意点
予約をする際の注意点は、「早めに予約する」ということです。でないと予約が取れないからです。
私たちが予約しようとしたのが12月初めでその時には12月の予約はいっぱいでした。1月の2週目以降しか空いておらず、仕方がなく最短の日を予約しました。
特に車を持っている人は、早めに予約をしないと売り切れになっている可能性があります。最低でも1か月前には予約をした方が良いと思います。(特にハイシーズンである12月~1月)
乗船前、乗り方
私たちが乗ったデイタイム(朝8時30分出発)の場合。
ゲートが開くまで乗船場前にある駐車場で待機。5時30分に到着しましたが、もうすでにたくさんの人が待っていました。
5時45分 係りの人の誘導でゲート内へ移動開始。
5時50分 持ち込み検査
野菜や果物、危険物の持ち込みが無いかの検査があります。
私たちは、白菜を持ってたのでそれは廃棄しました。また、ガスコンロ用のガス4個を預けました。車の中の荷物は軽く覗いて見る程度でした。
また、コロナの影響でタスマニアへのボーダーパス(e-Tas)が乗船に必要だったので、そのコードも見せました。
6時 予約番号を見せ、キャビンの鍵(チケットタイプ)をもらう。
そこから1時間30分以上車内で待機。少しずつ進んで、また止まるの繰り返し。ガソリンがもったいないのでエンジンは切って待ちました。
7時45分 ようやく船内駐車場へ移動。
車を駐車したら必要な荷物を持って船内へ。
9時過ぎ 予定時間より少し遅れて船が出航。
キャビン(個室)の様子
船内には200以上のキャビンがあり、探すのが大変でした。ドアにはきちんと清潔にしましたとの確認シールが貼られてありました。コロナ対策を徹底して行っているようで、安心しました。
2ベッドルームの個室キャビンの中の様子はこちら。
ベッドが2つと、トイレとシャワー付きの部屋です。充電ができるコンセントと服をかけれるハンガー、小さいテーブルがありました。
窓からは海が眺められます。
もともと私たちはキャビンを予約するつもりはなく、ただのリクライニングシートの席を予約しようと思っていました。それが一番安いので。結局予約するのが遅く、キャビンしか残っていなかったので、このキャビンを選択しました。
が、とても満足しました。
ロードトリップしてきた私たちにとってまず、シャワーがあることが有難かったのと、10時間近くも船に乗っているのでベッドで横になる時間が絶対に欲しくなるからです。
スピリッツオブタスマニアに乗る時は、キャビンを予約するのがオススメです!
船内の設備
船内の設備はとても充実しています。
さすが豪華客船という感じです(*´▽`*)
レストラン
朝食、昼食が食べられるレストラン「Tasmanian Market Kitchen」があります。自分が食べたいものをトレイにのせて、レジでお金を払います。
朝食メニュー(7時~10時)
パン、ヨーグルト、シリアルなど
https://www.spiritoftasmania.com.au/media/800137/tmk-breakfast-menu_dec-2020.pdf
昼食メニュー(12時~3時)
ローストチキン、カレー、サラダ、デザートなど
https://www.spiritoftasmania.com.au/media/800164/lunch-menu_december-2020_doubles.pdf
*提供時間やメニューはスケジュールや日によって変更あり。
私たちはパンを買いました!
ほうれん草と卵のキッシュと、玉子サラダサンドウイッチ。パンがカリカリで美味しかったです!キッシュの卵もふわふわで、取ってきたバーベキューソースと一緒に食べるとより美味しかったです。
映画館
10ドルで映画を見ることもできます。コロナの影響で収容人数が15人とかだったので、船に乗ったら早めにチケットを買うと良いと思います。
バー
お酒やジュース、ピザやアイスなどの軽食を買うことが出来ます。
コンビニ
軽食やドリンク、お土産品を買うことが出来ます。ホットスナックもありました。
その他
ゲームコーナー
子供たちが遊べるテレビゲーム。
大人のゲームコーナー
スロットとかがありました。
浄水器
無料で水が飲めます。
WiFi
無料ではなく、有料です。
ですがキャビンの中まではWiFiが届かないので、わざわざお金を払う必要はないかなと思います。
他にもATMやインフォメーションセンターなど様々な設備があります。船内にいる時間がたくさんあるので、色々と回ってみると良いと思います。
到着後、降り方
18時過ぎ アナウンスがあり、降りる準備を始める。下船は駐車場のデッキごとに順番に行われます。駐車場のデッキ番号が順番にアナウンスされるので、自分たちの順番が来るまで船内で待機します。
18時45分 駐車場へ。(私たちのデッキが一番最後でした)
19時10分 船を降り、コロナの検問所へ。長い列ができており、待機。


20時30分 検問。体温を測り、いくつかの質問に答える。最後に預けていたガスを受け取り、終了。(本当に私たちの車がラストでした)
ようやく解放されたのは21時頃で、少しへとへとでした。車を駐車する場所によっては下船に時間がかかるので、その日の予定は余裕あるものにしておくと良いです。
注意点
カード払いのみ
コロナの影響で今は、現金で支払うことが出来なくなっていました。レストランもバーも全てカード払いです。
マスク必須
これもコロナの影響で、今はマスクをしていないと乗船できません。あまりマスクの文化の無いオーストラリア人の方も全員マスクをしていました。(2021年3月時点)
船酔いに気を付けて
これは本当に気を付けていただきたいです。私たちが乗った日が特にそうだったのかもしれませんが、風が強く、船がすごく揺れます。案の定、ひどい船酔いにかかってしまい、途中何時間もただただ苦しみ、全く豪華客船を楽しめなかったです。
映画も見て、レストランで昼食を食べて、船内を色々回ろうと計画をし、楽しみにしていましたが、結局何もできませんでした(笑)
酔いやすい人は、薬を準備しておくと良いと思います。
待機時間が長い
乗る前も降りた後も、とにかく待ちます。
車のエンジンも何回も付けたり消したりするので、船に乗る前にガソリンもきちんと入れておきましょう。また、到着後の予定も余裕を持った時間で計画しておくと良いと思います。
感想・まとめ
全体的に、とても満足しました。
食べ物も色々あり、映画やゲームなどの娯楽施設もあります。まさに楽しめる要素がたくさんあるので、退屈せずに過ごせると思います。(私みたいに船良いしなければ)
今回はデイタイムの船に乗りましたがナイトタイムの船もあるので、行きと帰りでどちらも乗ってみたいですね。
タスマニアに行く機会があれば、ぜひ豪華客船「Spirit of Tasmania」に乗ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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