まる旅ログ

仕事を辞めてオーストラリアに飛び出し、3年間過ごした喜怒哀楽の記録。

【タスマニア】【ファームジョブ】ブラックベリーピッキングは稼げるのかどうか。

 

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今回は、オーストラリアのファームジョブの中のブラックベリーピッキングについて書いていきたいと思います。 

 

ブラックベリーピッキングは色の区別が初心者には難しいって聞くけど本当なのかな?

 

こんな疑問にお答えします。

✅ブラックベリーの仕事内容
✅どのくらい稼げたか、実際の給料公開
✅きつかったか、初心者には難しいのか

詳しく説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

 

仕事を始める前に

応募方法

私たちはオーストラリア大手ファーム会社コスタで働きました。

もともとNSW州のコフスハーバーのコスタでラズベリーピッキングをしていて12月でそのシーズンが終わったので、仕事がある別の地域のコスタに移動させてもらいました。タスマニアかトゥンバルンバのどちらかに移動できるということで、タスマニアを選びました。

もし初めての方や、一度コスタで仕事をしていたけど辞めた方などは、コスタのホームページから応募をしないといけないです。

コスタの応募方法の記事はこちらにあります。

 

jmstorybox.info

 

 

インダクション

タスマニアに1月7日に到着し、1月11日にインダクションに行きました。

インダクションは、翌日からの時間と場所・持ち物などの説明を受けるだけで終わりました。10分くらいでした。

ラズベリーもブラックベリーもほぼ同じ仕事内容だし、コスタの働き方などもすでに理解しているので、こんなに簡単だったんだと思います。

 

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タスマニアのコスタファーム

 

仕事内容

1日の流れ

6時15分 集合、サインイン

6時25分 モーニングトーク

6時30分 仕事スタート

9時~9時15分 休憩

11時30分~12時ランチタイム

14時頃 終了、サインアウト

 

私たちが働いたのが1月から2月の2か月間だけでしたが、ほとんどの日が13時か14時に終わりました。早い時はランチタイムをして15分後とかに終って、なんでランチタイムが必要なんだろうって時もありました。

夕方まで長く働いたのは、1回か2回しかありませんでした。この時期はハイシーズンではなかったと分かりました。

 

ピッキング方法

ピッキング方法はラズベリーピッキングとほぼ一緒です。

親指・人差し指・中指でブラックベリーをつかんで軽く引っ張るだけでピッキングできます。

採ったベリーは、腰に巻いたバケツに良いベリーと悪いベリーを区別して入れるだけです。

バケツは良いベリー用に5つ、悪いベリー用に1つ用意されています。良いベリーのバケツの5つがフルになったら、ロウを出てパッキングしに行きます。

 

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ピッキングしたブラックベリー

 

採り方はとても簡単ですが、色の区別が微妙に難しいです。

少しでも色が赤かったらだめなのです。
光の具合で黒く見えたり外側は黒いのに内側が赤かったりと、最初の頃は良いベリーと悪いベリーの区別をするのが難しかったです。

ラズベリーは中が空洞なのでそこに虫が入っていたりカビが生えてたりしますが、ブラックベリーはそれが無いのでその点については楽でした。

 

パッキング方法

ピッキングしたブラックベリーをパネットにパッキングしていきます。

パッキングステーションと呼ばれるパッキング場所があるので、空いている場所を各自で探します。

 

パッキングの手順

手順①

まずパネットとパネットを入れるボックスを自分で用意します。それらはパッキングステーション近くの台車の上にあります。

 

手順②

バケツからパネットにブラックベリーを出します。
この時は何も気にせずバーっと出してOKです。

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手順③

悪いベリーを見つけて、ラビッシュビンに入れます。
悪いべリーとは、色が赤いもの・腐っているもの・潰れているものなどです。

 

手順④

パネットの重さを計ります。(重さは小さいパネットで152g以上、大きいパネットで208g以上と決められています。)

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手順⑤

パネットのふたを閉めてボックスに並べます。
ボックスに自分のスティッカーを貼ってチェック場所に置きに行いてパッキングは終了です。そのままピッキングに戻ります。

 

勤務時間やデイオフについて

勤務時間は平均6~7時間で、デイオフは1週間に1回でした。

ハイシーズンでは無かったからなのかもしれませんが、時間やデイオフについてはとても厳しく取り締まっていました。

遅刻者は1番端っこのロウ(フルーツの状態が良くない)に入れられたり、デイオフもちゃんとした理由がないともらえなかったりしました。

そのことでよくスーパーバイザーとピッカーが言い合いをしていたよ。。。

 

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ハート型見つけた

 

 

給料のこと

1パネット0.5~0.6ドル

今年は単価が低かったみたいで、ピッカーたちは毎日のように文句を言っていました。

ですが、誰が何を言ってもこの単価が変わることはありませんでした。

最高給料

この2か月で私が一番稼いだ時が、
1,119ドル/週

と言っても、この週は祝日がありダブルペイだったので実質7日働いたと同じでした。

7日で1,100ドルなので、1日当たり150ドルくらいでしょうか。この時が一番多く稼げた時でした。

 

最低給料

この2か月で一番稼げなかった時が、643.04ドル/週

6日働いて643ドルなので1日100ドルくらいですね。

 

稼げたと言えるか

これは、、、どうでしょう。

この2か月間で週1,000ドル以上稼げたのはたったの1回。しかもそれは祝日があったからなので、実質は週1000ドルを超えた時は無かったと言えます。

なので十分に稼げたとは言えないです。

シーズンは私たちが始める1か月前の12月から始まっていたとのことで、少し来るのが遅かったみたいでした。

 

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初心者におすすめ?

体力的には楽

端的に言うと、ブラックベリーピッキングはとても簡単です。

その理由は2つあります。

重いものを持つこともなく体力的に楽
✅木に棘がなく痛くもかゆくもならない

 

ファームジョブというと、体力的にきついというイメージがある方もいると思います。
ですがベリー系はフルーツの重さが軽いし、ハサミやはしごなどの器具も使わないのできつくはありません。

 

体の面でのストレスを感じることが比較的少ないので、ファーム初心者や体力に自信が無い人でもこなせることが出来ると思います。

 

初心者でも稼げるか

結論から言うと、初心者ではたくさん稼ぐのは厳しいと思います。

 

ブラックベリーピッキングの難しいところは、色を正確に区別しないといけない点です。実際に私が感じたのは、初心者には難しいということです。

コスタということもあり、色のチェックが非常に厳しく、リパック(やり直し)を何回か受けました。リパックをすると、時間も無駄ですし、精神的にストレスが大きいです。ただ、歩合制なので、リパックをもらわないように慎重にピッキングしていると全然稼げないです。

ということで、これを回避するには、「色に慣れる」しかないのです。

色に慣れている経験者は1日200ドル、300ドルを稼げていたので、やはり初心者でたくさん稼ぐのは厳しいと言えるでしょう。

 やはりどのファームジョブも経験者には勝てないですね💦

 

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ブラックベリーの木

まとめ

ブラックベリーピッキングについて理解していただけたでしょうか?(^^)

一言で説明するならば、「色の区別だけ難しいけど簡単で楽」


タスマニアブラックベリーのハイシーズンは12月下旬です。(作物のことなので少しずれることもあるかもしれません。)

ハイシーズンに遅れないようにフェリー予約を早めにしてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

\タスマニアフェリーについてはこちら/

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