今回は、オーストラリアのメカニックについての注意喚起をしたいと思います。
ワーホリに行くと車を購入する方も多いと思います。もし車が故障してしまったらどうしますか?すぐにメカニック(修理場)へ行きますよね。そのメカニックに注意が必要なのです。
今回の記事では、オーストラリアで車をメカニックに持って行った際の注意事項をまとめていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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カーメカニックは詐欺師だらけ!?
単刀直入に言います。自分自身の経験や友達の話などから、メカニックはほとんどが詐欺まがいのことをしてくると感じています。
知り合いのオーストラリア人も言っていましたが、私たちバックパッカー達の存在は軽く見られることが多く、特に英語が堪能ではないということが伝わったら、メカニックは私たちをカモとしか思わないそうです。
修理をしていないのに修理したといいお金を請求してきたり、本来あるべき部品とは異なる安い部品を付けてきたり、詐欺と言ってもいいような行動をとってきます。
悲しいことに、車に詳しくない人だと、修理したかどうかなんて正確に分かるわけありませんよね。なのですっかり修理されたものだと思い込み、安心して車を走らせていたら、1週間後動かなくなったというような話が起こりうるということです。
繰り返しますが、私が住んでいるカラバンのオーストラリア人の管理者でさえ、「オーストラリアのメカニックには気を付けろ。バックパッカーを騙している人ばかりだから」と言っていました。
オーストラリア人でさえもそう言っているのでホントに注意が必要です。
実際の例
実際にメカニックがどのように騙しているのか、私の体験談と友達の話をお伝えしたい思います。
ケース①私の経験談
今乗っている車が少しだけオイル漏れがあるということで、カラバンの管理者(元メカニック)に頼んでオイルフィルターとオイル漏れを交換してもらった時の話です。
なんとその車に今まで入っていたオイルフィルターが既定のものより1周りも小さいサイズだったのです。あるべきオイルフィルターではなかったのでオイル漏れが生じたんだそうです。そしてオイルもとても汚く、真っ黒だったそうです。
私たちはこの車でメカニックにオイル交換を頼んでないので、私たちの前の持ち主がメカニックに行った際に、騙されたのだと考えられます。前の持ち主はオーストラリア人だったのに騙されたなんて、驚きでした。現地の人でさえこういう被害にあうわけなので、私たちバックパッカーはより気を付けないといけないですね。
ケース②友達の話
友達が車を買ってすぐにギアボックスの異変に気付いたので、メカニックに行ったそうです。そこでギアボックスの交換が必要だということで、依頼。
ギアボックスを交換してもらった数日後、元メカニックのマレーシア人の友達にその車を見てもらったら、なんとギアボックスは交換されてなかったんだそうです。全くそのままで、修理も何もせず、ただお金だけ騙し取ったということです。
それを知った友達はすぐにメカニックに行き、このことを伝えると、メカニックは「ただ忘れていた」と言うだけ。友達が交換してくれと言うと、「お金を払え」と意味不明なことを言われたそうです。友達も頭にきて、ギャーギャー言うと、観念したように最終的にはギアボックスを交換してくれたそうです。全くひどい話です。
対処方法
ここまでで、いかに注意が必要か感じてもらえたのではないかと思います。
では、車に異常が見つかった時、どうしたらよいのでしょうか。
対処方法① 車に詳しい人と一緒に行く
これが最も有効です。
ファームジョブをしていると、元メカニックだった人に出会うこともあります。マレーシア人や台湾人の方でメカニックだった人や、車に詳しく修理も自分でやるという人もいました。もし頼めるならその方にお願いして修理をしてもらうのが一番いいですが、それなりの機械や用具が無いと修理できないようなことだとメカニックに行くしかありません。
メカニックに行くときには、車に詳しい友達についてきてもらうのが一番良いです。
対処方法② メカニックに行った後、すぐに確認する。
もし車に詳しい人が一緒にメカニックに行けない場合は、メカニックに行った後に見てもらいましょう。
メカニックに行った後、そのままにしていてはだめです。本当に交換したのか、部品は合っているか、確認する必要があります。
これも車に詳しい人が必要だと思いますが、次の日ファームに仕事に行った際に見てもらうようお願いすることもできますよね。実際に私の友達は、こうしたことでメカニックの詐欺に気づいたので、周りの車に詳しい人に頼んでみることをお勧めします。
対処方法③ 英語がペラペラな人と一緒に行く
もし、周りに車に詳しい人がいなかった場合、最低でも英語が堪能な人に付き添ってもらいましょう。オーストラリア人でも騙されることもあるので、100%防げるとは限りませんが。
とにかく下に見られないようにするのが大切だと思います。英語が分からず、ニコニコしてメカニックの言うことに頷いているだけでは、カモにされてしまうかもしれません。英語が分かる人がいれば、「どういうことよ?」と聞き返すこともできます。
とにかく向こうに騙させないのが大事です。
私が出会った心優しいメカニック
最後に、今まで話した話とは真逆の心温まる話を少し。
オーディオの交換をしてもらおうと、車部品店に行くと、ここではできないからと別の場所を教えてくれました。その場所はGoogle マップにも載ってない、看板などもない場所でした。恐る恐るノックしてみると、一人のおじいさんが出てきて、話を聞いてくれました。コフスハーバーにあるSuperCheapでオーディオを買って持ってきたら、交換してあげると言ってくれたので、オーディオを買って戻りました。そこからその方が2時間くらいかけて交換してくれたんです。しかも無料で。おまけに帰りに冷たいコーラまで頂き、感謝が尽きなかったです。
とても温厚で優しいおじいさんでした。その方は、もうメカニックはリタイアされており、内々の依頼だけを受けているようでした。突然やってきた図々しいバックパッカーの私たちを温かく迎え入れ、複雑な作業を無料でやってくれました。本当にありがとうございました。
私利私欲だけを考え、せっかく出会った目の前の人を騙す人。
1人1人を大切にする心の真心のある人。
この広い世界の中で、この人に出会えたことが奇跡だと思えるかどうか。
私は出会いの奇跡を感じながら生きていきたいと思います。
まとめ
オーストラリアのメカニックの現実を少しは感じていただけたでしょうか。人を疑えと言うのはあまり前向きなことではありませんが、オーストラリアで色々経験してきた私だから言えることだと思っています。
こういうこともあると知っておくだけでも状況は変わると思います。
これからオーストラリアに来られる方が私たちみたいに騙されないでほしい、そう願いこの記事を書きました。最後まで読んでいただきありがとうございました。